お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品（31）が18日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、競馬の動画予想の無期限活動休止を発表した。

　「どうも生涯収支マイナス3億円君です」と神妙な面持ちで恒例のあいさつをした。続けて「私、生涯収支マイナス3億円君は無期限活動休止させていただきます」と深々頭を下げた。さらに「無期限活動休止という名の引退ですね。引退します」と付け加えた。　理由は「まあ、単純に体力の限界と、あと金銭面の限界がきまして」と説明した。またこれまでの不的中時などにリスペクトを欠いた発言や、本命馬が負けた時のジョッキーへの暴言、JRAへの態度などを猛省。「まあ、いろいろなところを自分でも見つめ直しまして。あと、まあシンプルに体調もすぐれない中で、毎週こう、やっぱりリアルタイムでこう土曜日と日曜日必ず撮影しているわけですから、ちょっと体力が本当に持たないという、まあいろんな理由がありまして無期限活動休止という選択をさしていただきます」と理解を求めた。

　また年々減少する再生数にも触れた。「結構もうG3の時とかは、目も当てられないぐらい再生されていない。ホンマの競馬の動画やなっていう感じ。飽きられている、普通に。まだやってんの？　って感じですよね」。数ある自身の動画ではビッグコンテンツとしながらも「もう十分やり切ったし、1年走り切りましたし、ちょっと早速やけど新しい空気を入れ替えて入れ替えてやっていこうかなという、まあそういう所存でございます」と語った。

　動画の中盤では「いや粗品の呪いとかね？　マイ億君の言った馬は来ない！　みたいなノリがおもろかったんや、ず～っと。マイ億君が指定したからありがとうございます。買い目から外せます！　がおもろかったんやずっと」とエンターテインメント性を強調。「呪い」といったファン、視聴者のコメントを粗品も寛大に受け止めていた。

　最後に「もう僕は表舞台から姿を消します。まあ競馬ももう本当に引退ですかね、これはね。引退やな。なんかもう疲れました。楽しかったわ。この数年間、ホンマ皆さんありがとうございました」と感謝して動画を締めた。

　先週の秋華賞の不的中時に競馬予想動画の終了＝引退を示唆していたが、体調不良もあり、ついに決断を下した。土曜日に更新される競馬動画予想は、粗品の本命馬を外して買えば的中するとまで言われた。それを楽しみにしていたファン、視聴者は多かった。不的中時の「ボケェ～イ」「お母さんに電話しました」のお決まりのフレーズが聴けなくなるのが寂しいと感じるファンもいるはず。

　ありがとう、さらば粗品…。

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